贋金もたくさん?古銭「天保通宝」の買取相場ってどうなの?

天保通宝は、1835年から鋳造された銅貨です。明治時代になって以降も流通しており、1891年に運用停止になるまで、60年近くに渡り通貨として機能していました。

天保通宝の特徴としては、製造コストが安かったため、密鋳が大流行したことが挙げられます。江戸幕府は地方での発行を認めていなかったわけですが、御三家の水戸藩ですら密鋳したと言われているくらいに、幕末にかけて各藩での密鋳が大流行しました。結果、1億枚とも2億枚とも言われる贋金が流通することになりました。

天保通宝自体は、その後、明治政府により引換回収されたため、現存する古銭の量としてはまた別の話です。

ちなみに、贋金といっても当時の話であり、現在では正式な古銭の1つとして買取されています。

古銭としての天保通宝は、代表的な物として24種類の銅貨があると言われています。書体や銅色などで見分けると言われていますが、古銭としての希少性はどれもほどほどくらいなため、買取価格ではせいぜい数千円くらいにしかなりません。

希少性の高い天保通宝としては、銅貨の鋳型を取るために存在していた母銭です。性質上、当時からほとんど存在していなかった銅貨のため、古銭としての価値も高く、買取価格は数万円になります。母銭を元に作られた銅貨を子銭と呼びますが、母銭と子銭を見分けるのは、専門業者でないと難しいと言われています。

とりあえず、買取業者に持って行って、母銭だったらラッキーくらいに思っていると良いのかもしれません。